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トラウマ持ちヒロイン
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    短編 連載中 R18
    お気に入り : 32 24h.ポイント : 434
    グリエントの第一王女、ルーチカは、長く敵対していた敵国の長、シュターデル公と結婚する。
    両国の和平を恒久とするために。
    しかし、この結婚には裏があった。
    ルーチカは、子を孕めない。
    十八歳になった彼女は、体こそ女らしく育ったけれど、月のものが訪れてない半端者だった。彼女の父、グリエントの王は、それを知った上で、敵に嫁がせた。
    王であれ公であれ、後継者は正統な結婚で生まれた子女にしか許されていない。子を孕めないルーチカが公妃となれば、シュターデル公の血筋は絶える。そして、現シュターデル公は、現在の公家唯一の人物。
    幾万の兵を送るより簡単に、容易くシュターデルを倒すことができる。後は、娘の嫁ぎ先だからとか親族なのだからとかなんとかで、シュターデルを王国に併呑してしまえばいい。

    ――そんなこと、させないわ。

    女じゃないと、母国で虐げられてきたルーチカ。
    彼女は、結婚を前に夫となる公にすべてを打ち明け、とある作戦を提案する。

    それは彼女が死ぬこと。

    不幸な事故でルーチカが死ねば、公は再婚できる。グリエントからの難癖を避けて、後継者を残すこともできるようになる。
    夫が殺したのではないか。グリエント側に疑われないように、挙式とその後、仲睦まじい夫婦の演技を求めたルーチカだけれど。
    夫、ラスティンの思惑は少し違ったようで?

    子を孕めない王女と、彼女を想う公のすれ違い恋愛物語。
    文字数 9,053 最終更新日 2026.9.30 登録日 2026.9.28
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