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一途な恋
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  • 1
    長編 完結 なし
    お気に入り : 2,886 24h.ポイント : 213

     ブランチェット伯爵家はずっと昔から、体の弱い末の娘ベアトリーチェを中心に回っている。 
     両親も使用人も、ベアトリーチェを何よりも優先する。そしてその次は跡取りの兄。中間子のアイシャは両親に気遣われることなく生きてきた。
     もちろん、冷遇されていたわけではない。衣食住に困ることはなかったし、必要な教育も受けさせてもらえた。
     ただずっと、両親の1番にはなれなかったというだけ。

     ---愛されていないわけじゃない。

     アイシャはずっと、自分にそう言い聞かせながら真面目に生きてきた。
     しかし、その願いが届くことはなかった。
     アイシャはある日突然、病弱なベアトリーチェの代わりに、『戦場の悪魔』の異名を持つ男爵の元へ嫁ぐことを命じられたのだ。
     かの男は血も涙もない冷酷な男と噂の人物。
     アイシャだってそんな男の元に嫁ぎたくないのに、両親は『ベアトリーチェがかわいそうだから』という理由だけでこの縁談をアイシャに押し付けてきた。

    ーーーああ。やはり私は一番にはなれないのね。

     アイシャはとうとう絶望した。どれだけ願っても、両親の一番は手に入ることなどないのだと、思い知ったから。

     結局、アイシャは傷心のまま辺境へと向かった。
     望まれないし、望まない結婚。アイシャはこのまま、誰かの一番になることもなく一生を終えるのだと思っていたのだが………?


    ※全部で3部です。話の進みはゆっくりとしていますが、最後までお付き合いくださると嬉しいです。   
    ※色々と、設定はふわっとしてますのでお気をつけください。
    ※作者はザマァを描くのが苦手なので、ザマァ要素は薄いです。



     
    文字数 394,778 最終更新日 2023.3.9 登録日 2023.1.27
  • 2
    長編 連載中 R15
    お気に入り : 25 24h.ポイント : 28
    「ネフィエッタ・デクラーク侯爵令嬢、私は王位継承権を放棄し、一生をかけて貴女に寄り添うことを誓う」カルセドニ王国の第二王子アルフレード・カルセドニの誓いの言葉から物語は始まる。没落した侯爵家の令嬢ネフィエッタは平民となり、アルフレードとの婚約は白紙に戻された。生きていくため、自分にできることは何かも分からないまま仕事探しを始めるネフィエッタだが、なかなか思うようにはいかず…。いつしか疲れ果て、歌劇場の前で倒れてしまう。アルフレードと離れて暮らしたい元侯爵一家だが、ネフィエッタが舞台に上がるようになると、それも叶わなくなる。ネフィエッタに寄り添うと誓ったアルフレードだが、ネフィエッタに信じてもらえる日は来るのか?様々な出来事を経て、没落令嬢が『真実の愛』を探し当てる物語。ハッピーエンドは意外なところからやってくる。チャンスの神様、どうか見逃すことがないよう分かりやすく、幸せをお与えください。
    文字数 24,487 最終更新日 2025.2.4 登録日 2025.1.15
  • 3
    長編 完結 R18
    お気に入り : 11 24h.ポイント : 14
    機姫想杼織相愛 ~機織り姫は、想いを杼に、相愛を織る~ ――最高の布を織るためには、機織り女は、男を知ってはならない。
    師匠でもある亡き祖母から、強く言われて育った里珠。
    その言葉通り、十八になるまで、男も知らず、ただひたすらに機織りに熱中していたのだけど。

    ある日、里珠の家の庭に落ちてきた男。如飛。
    刑吏に追われていた彼に口づけられ、激しいめまいのような、嵐のような情動に襲われる。
    けれど、それは一瞬のことで。もう永遠に彼には会わないと思ってたのに。
    ――面を上げよ。
    いきなり連れてこられた皇宮で。里珠を待っていたのは、如飛。
    彼は、この国の新しい皇帝で。自分を支えてくれる〝陰陽の乙女〟を捜していた。
    代々皇帝の一族は、庶民にはない魔力を持って国を治めていて。その膨大な魔力を維持するためには、身の内にある陰陽を整えなくてはいけなくて。乙女は、皇族と交わることで、陰陽の均衡を保つ存在。
    ゆえに、乙女なしに、皇帝には即位できず、如飛は、自らの乙女を必要としていた。

    「別に、お前をどうこうしようとは思っていない。ただこの後宮で暮らしてくれればよい」

    そう、如飛は言ってくれて、里珠のために、新しい機と糸を用意してくれるけど。

    (本当に、それだけでいいの?)

    戸惑う里珠に、重ねて如飛が言う。

    「愛してもないのに交わるのは、互いに不幸になるだけだ。俺は、国のためだけに誰かを不幸にしたくない」

    里珠を想うからこそ出た言葉。過去にいた、悲しい乙女を知っているからこそ、如飛は里珠を不幸にしたくなかった。
    それらすべてを知った里珠は、如飛の危機に駆けつけて――?

    街の機織り女と力を操る皇帝の、真っ直ぐ一途な恋物語。
    文字数 95,179 最終更新日 2024.12.26 登録日 2024.12.1
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