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高校生
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  • 1
    短編 完結 R15
    お気に入り : 592 24h.ポイント : 7
     高校生の美香は病気で入院していたが回復せずに亡くなってしまう。

     死後の世界で出会ったのはいかにも神様っぽいおじいさん。

    「楽しいが退屈な天国へ行って次の転生を待つか、そなたと姉の望んでいた世界へ行って次の転生を待つか……。どうする?」

     へぇ……退屈なんだ、天国って。
     なんかゲームの選択肢みたいに選ばされるんだね。

    「まあ儂からしたらどっちでそなたが待ってようが一緒じゃからな。そなたの姉は信心深いのう。毎日神に祈っておったわ。『病気の妹が死後にあちらの世界で楽しく暮らせますように』とな」

     
     結局私は異世界ファンタジー小説家の姉の書いた、お気に入りの小説の世界に転生することになる。

     そこで推しのワンコ系王子様が、とある令嬢に失恋して闇堕ちするのを防ぐため、王子様と令嬢の恋愛を後押しするんだけど……

     いつの間にか私が溺愛されてるんですけど、これってイイんですか⁉︎

     『テンプレ上等!』の、姉が書いたテンプレ満載の異世界ファンタジー(恋愛)小説に転生することになった女子高生(JK)の話。

     





     
    文字数 55,978 最終更新日 2021.10.4 登録日 2021.9.25
  • 2
    短編 完結 R15
    お気に入り : 19 24h.ポイント : 7
    【外伝・完結】神獣の花嫁〜さだめられし出逢い〜 『神獣の花嫁シリーズ』第二作目です。
    前作『〜かの者に捧ぐ〜』をお読みいただかなくとも楽しんでいただけるかと思いますが、お読みいただければさらに面白い! はずです。

    ☆☆☆☆☆

    ❖美穂(みほ)
    赤い神獣の花嫁として召喚された女子高校生。
    両親を早くに亡くし、現在は叔母の家に居候している。
    短気で飽きっぽい。群れるのが嫌いなので、クラスの中でも浮いた存在だった。

    ❖赤虎(せきこ)・茜(あかね)
    下総(しもうさ)ノ国の赤い神獣。通称『セキ』。
    女装いと女の口調で話すが、視野が広く博識。
    黙っていれば、文句なしの美青年(美穂の第一印象)。


    ※表紙絵は前作の主人公・咲耶とハクです。
    黒冴様https://estar.jp/users/106303235に描いていただきました。

    ───あらすじ───

    生きているんだ、あたし──。

    陽ノ元という世界に、神獣の花嫁として召喚された美穂。

    積極的に「死にたい」とは思わなかったが、消極的に「死んでもいい」と考えていた。

    両親と祖父母を亡くし、引き取られた先の叔母夫婦の家も──学校も。
    美穂の居場所では、なかった。

    「アタシ? アタシは……んー、【アンタ次第で生きるオトコ】、よ」

    ───居場所のなかった少女が、新たに生きる世界とは。
    文字数 37,196 最終更新日 2024.6.29 登録日 2024.6.19
  • 3
    短編 完結 なし
    お気に入り : 226 24h.ポイント : 7
    「お前は元いた世界で死んだ。だが俺がこの世界、つまり元いた世界ではない別世界へと転生させたので今生きている。」
    「……へ?」

     恐ろしく美形だけど図らずとも主人公を観察していた魔法使いが、女子高校生の主人公を異世界転生させる話。

     悪役令嬢と魔法使いの理不尽な婚約を、主人公が婚約破棄したり、悪いオジサンを断罪したり……。

    *作者が好きなザマア発動します。

    魔法や悪役令嬢要素も含みます。

    『小説家になろう』様にも掲載中です。


     



    文字数 40,105 最終更新日 2021.7.20 登録日 2021.7.19
  • 4
    短編 完結 なし
    お気に入り : 1 24h.ポイント : 0
     物語の舞台は、大阪府の北東部にある「大里市」が舞台です。
     大里市は過去に行った、大規模な移住推奨キャンペーンの影響で、関西弁が主流の大阪府であるのにも関わらず、標準語を話す人間が多く存在する、少し変わった街です。
     そんな大里市に住む男子高校生【宮 桜(みや さくら)】は、高校で男子テニス部に所属しながら、料亭【山風】でアルバイトに勤しむ日々を過ごしています。
     【山風】には宮を除いて、同じ高校に通う同級生の五人が在籍しています。同じ男子テニス部に所属する茶髪の少しチャラついた見た目の【松葉 守友(まつば まゆ)】、男子バスケットボール部のエースで心身ともに完璧な【天津 京(あまつ きょう)】、見た目だけはヤンキーの純情・天然な女子テニス部のエース【川崎 忍(かわさき しのぶ)】、学校一の変わり者でどこか古めかしいセンスを持つ女子テニス部【山羽 蒼(やまは あおい)】、女子バスケットボールのエースでキツイ関西弁・強気な口調の見た目だけはクール系【本田 双葉(ほんだ ふたば)】の五人です。宮はこの五人と共に、男女の壁を越えた関係を築き、刺激はないけども、落ち着いた楽しい毎日を送っていました。
     アルバイトを始めて、一年ほど経った高校二年生の四月、バイトが終わった後に店長と女将さんに呼び出されます。呼び出された理由は、このまま七月まで売り上げが悪ければ、経営権を親グループに明け渡すことになると伝えるためでした。
     何もせず、このまま経営権を譲渡するのは、納得できないと考えた宮たち六人は、何とかして売り上げを改善し、経営権の譲渡を阻止しようと考えます。
     高校生の自分たちでもできることを考え、話し合いますが、中々上手くいきません。上手くいかず悩みながらも、彼ら・彼女らは高校生として、部活や体育祭といった当たり前の日常を過ごしていかなければなりません。
     宮たち【山風】のメンバーは高校生としての日常を問題なく過ごしつつ、【山風】の売り上げを改善し、経営権の譲渡を阻止できるのか? 大人の世界に踏み込む一歩手前である、高校生ならではの明るさ・苦悩・若々しさを是非とも、お楽しみください。
    文字数 86,789 最終更新日 2022.1.18 登録日 2022.1.17
  • 5
    長編 完結 なし
    お気に入り : 0 24h.ポイント : 0
    私が贈る準イベリス  あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。
     明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、今日も一人、部屋の中から沈んだような月を眺めていた。生きていて良かったと思う。そして同時に、あの時死んでしまっていればとも思う。どのみち私の人生は死んでいたも同然だった。明日で、もう彼と会うこともなければ、同じ道を歩くこともないのだろうな……。
     3月下旬。
     どうしても会いたい人がいた。何を失っても、どんな言葉をかけられようとも、私には会いたい人がいたのだ。だから私は高校一年生にして実家を離れ、無理を言って一人暮らしを始めさせてもらった。
     幼稚園の卒園と共に、父の仕事の関係で突然の別れとなってしまった彼に、もう一度会いたい一心だった。そんな幼い頃の記憶だけで、一人多くのものを手放すのは馬鹿げていたかもしれない。こんな方法でしか彼と出会うことができないと思い込んでいたのだろう。
     引っ越し作業も終わり、私はとある別のアパートへと向かった。彼が以前住んでいた家だ。自宅となったアパートから徒歩10分弱で記憶を頼りに目的のアパートの前へと到着したが、私の足は立ち止まったまま動けない。心臓が私の身体を強く叩くのがわかる。彼と会えたら、なんて声を掛けよう。ちゃんと笑えるだろうか。
     不安を抱えるも、私は深呼吸をし、意を決して部屋横のインターホンを鳴らした。カメラのないインターホンなど、当時のままだった。
     ドアノブが倒され、扉の向こうからは20代くらいの男性が現れた。鼓動が一瞬だけ止まったようだった。
    「……すみません間違えました」
     それもそうだった。何年も前のことだ。彼はもうどこかへ引っ越してしまったのだろう。
     どうして考えなかったのだろう。この場所に戻ってきても彼がいる保証などないということを。いや、わかっていたが考えたくなかったのかもしれない。
     アパートの家へ戻り、私はベッドの前で力が抜けてしまい、床に崩れ落ちるように座り込んだ。
     溢れる涙を制御できない。何度拭っても、溢れかえる。私は片付け切れていない部屋の中、ベッドに顔を埋め、声を大きく吐き出した。
     どうするのが正解だったのか、自分でもわからない。ただ思い出の中に囚われている自分が、憎く、悔しく、心が枯れてしまったようだった。
    文字数 100,309 最終更新日 2022.9.23 登録日 2022.9.23
  • 6
    長編 連載中 なし
    お気に入り : 0 24h.ポイント : 0
    今、世界で生きている人達の中で、初恋を引きずっている人ってどれくらいいるんだろうか。

    13年前、僕は16歳で、高校生で、まだ恋とか愛とかについて、よく知らなかった。

    昨日、夢をみた。あの子と仲睦まじく過ごす、暖かく柔らかい時間。

    目が覚めても、そのイメージが鮮烈に焼き付いている。

    29歳になった今、あの頃のことを思い出すことはほとんどなくなっている、はずだった。

    なんとなく胸騒ぎのようなものがして、それはきっと、燃え尽きる前の、一際眩い線香花火みたいで、僕はいても立ってもいられなかった。

    ほとんど衝動的に会社を休んで、もう縁もゆかりもない、昔住んでたあの街に向かう。こんなに行動的なのも久し振りで、ちょっと面白い。

    とは言っても、これはあくまでも、気紛れの小旅行みたいなものだ。ちょっとした整理整頓。
    行きの新幹線では、そんな風に思っていた。

    あの子の影をさらって、過去を振り返ると、止まっていた時間が動き出したーー。

    これは僕の、周回遅れの初恋の話だ。
    文字数 16 最終更新日 2024.1.31 登録日 2024.1.31
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